「プレジデント」2019年10月4日号「人間邂逅」(株)正興電機製作所土屋直知会長x広報・危機対応コンサルタント山見博康「バスケ卒」
「人間邂逅」バスケ部卒
僕たちは九州大学の同級生で、山見君は経済学部、僕は工学部ですが、実態はというと二人ともバスケットボール部を卒業したようなもの(笑)。当時教養部のあった福岡市・六本松キャンパスの体育館で、ほぼ毎日夕方まで汗を流していました。なかでも山見君は中学・高校時代から福岡県では知られた名選手で、大学進学時には関西の名門大学からスカウトが来たといいます。九大ではもちろんエース。現代の選手にたとえると、小柄だけどスピード感あふれる日本代表・富樫勇樹選手(Bリーグ千葉ジェッツ)のようなタイプだといえば、バスケファンにはわかってもらえると思います。大柄な僕はゴール前に陣取って、山見君からのパスを待っていればよかった。
当時のバスケ部仲間との付き合いはいまも続き、福岡と東京で定期的に同窓会を開いているのですが、それ以外にも接点が多いのが山見君です。卒業後、僕は日立製作所勤務を経て家業であった正興電機製作所へ入社。一方、山見君は神戸製鋼所で広報部長やデュッセルドルフ事務所長などを務め、現在は広報・危機対応コンサルタントとして幅広く活躍しています。正興電機でも広報・危機対応アドバイザーを務めてもらったことがあり、いまもこうして親しく飲む機会があります。これからは母校九大への貢献事業なども一緒にあれこれ考えていきたいと思っています。(土屋)
